おはよう、君たち~
すさまじい猛暑の中、土木のおじさんは何時ものように、ウサギランドに顔をだしました…
「あら、最近薄情なおじさんじゃない…何のようかしら?…
」
避暑地の中で猛暑と闘っている、ララは冷めた声でおじさんを見ました…
「薄情って…ちょっ、ちょっとララちゃん…
」
「だって、おじさん最近全然私達のお話をみなさんに伝えてくださらないじゃないですか…」
「いやっ、あのねララ、おじさんもいろいろ忙しくてね…だけど、ほら今日はひさーーしぶりに、こうしてカメラを持ってきたでしょ…ほらほら、最近かった最新しきのほら…」
「あらまあ、新しいカメラじゃない、また愛馬の写真でも撮影するわけ?」
「だからこれは、君達の事を撮影しようと思って…」
おじさんはそう言いながら、避暑地でくつろぐララさまにカメラを向けました…
「おいおい、ララの横にいるの竹千代だろ、ほらほら撮影してやるから顔を見せろよ…」
「嫌だ、べんべん…」
最近おじさんとうさぎの更新をサボりまくっているおじさんに腹を立てているのか、竹千代はまったくこっちを向いてくれません…
「分かった分かった、今日は今までのお詫びの印に、おじさんがよいものを作って持ってきたから…じゃじゃじゃーーん」
「ほれーーー、おじさんが君達のために畑で作った、特性無農薬にんじんだぞーーー
」
「あー、すごいや、おじさんこれ作ったのか?」
大好物のにんじんを見て、ララも竹千代も大喜び、避暑地のU字ブロックから飛び出すと、さっそくおじさんの無農薬にんじんの葉っぱをほおばり始めました…
「おじさん、これおいしいよ、すっごくおいしいよー
」
今まで避暑地ですねていた竹千代はすっかり上機嫌…
「そうだろー、うまいだろ…なんてったって、おじさんが畑でせいこんこめて作ったにんじんだからな…」
おじさんはニンマリ微笑むとじしん満々に胸をつきだしました
「でも、おじさんせいこんこめた割りには、このにんじんやけに小さくないかい?…」
「これ、竹千代、素人のおじさんはおじさんなりに頑張って作ったにんじんなんだから、文句を言わずにしっかりお食べ…」
「はーい…お母ちゃん」
ララママに怒られ竹千代はしぶしぶ、おじさんの作った出来損ないのにんじんを食べました
「まだまだ、鳴沢村のたまなさんのように、素晴らしい野菜は作れないけど、我慢して食べてくれよな…」
おじさんはそう言いながら、二階のチョコのおうちにも、おじさん特性出来損ないにんじんを差し入れました
「ほれー、チョコ、今日も暑いから陣中見舞いだぞー」
「おっ、にんじんの葉っぱじゃないか、これは嬉しい差し入れだね、おじさん…」
「そうだろ、たーんとお食べなさいよー」
「うんうん、うまい、うまい…」
暑さにへばっていたチョコも美味しそうに、おじさんの差し入れにんじんを食べました…
「そういえばおじさん、たまなさんの所で頑張って社長をしている、倅の銀杏君からまたたくさんの野菜を頂いたんだってね…」
「ああ、すっごく甘くて美味しいとうもろこしや、立派なナス、それに無農薬のトマトも頂いたんだよ…とっても美味しかったな…そうだ、いけない食べるのに夢中になってしまって、お礼もしてなかった…
、この場をおかりしちゃって」
「たまなさーん、美味しい野菜ありがとうございました~
」
おじさんはニコニコしながら、鳴沢村たまなさんのある山梨方面へ向かって声を張り上げました…
が、しかし、
「おいおい、おじさん…」
チョコは少しなっとくいかない様子
「あれ?…どうしたんだいチョコ」
「あれじゃないでしょ…倅の銀杏社長から届いた美味しい野菜なんだよ、どうして僕達におすそ分けしてくれないんだよ…」

「あっ!しまった、たまなさんの野菜がおいしすぎたもんで、すっかり君達の事をわすれてしまっていたーー
」
「ごめーん、ごめんよ、チョコ」
「いいよいいよ、おじさんはどうせ僕達の事なんて、そんなレベルでしか考えてないんだから…
」
「わー、わー、ごめんごめん、そのかわり君達にはこれからおじさんが美味しいサンチュを作ってご馳走してあげるから、ねっ、ねっ…許しておくれー」
「サンチュ?」
「それって、もしかしておじさんのおばあちゃんから伝わっている、秘伝の種で作った赤い葉っぱのあの美味しいやつかい?」
「そうそう、そのサンチュ、もう少ししたら畑にまくから、そうしたら一番にご馳走するから、なっ、なっ…」
「あれは確かに、緑のサンチュとちがって苦味があって美味しいからね…、わかったよおじさん、今回は勘弁してあげるよ…」
チョコはにんじんの前でボソッと呟きました
「ありがとう、チョコ、絶対に美味しく作るから、楽しみにしていてくれよ…、君達も約束だからね…」
おじさんは下のララと竹千代に話しかけました…が、しかし、いままでにんじんを食べていた二人の姿は見当たりません
「あー、暑いからここか?…」
おじさんはそっと彼らの避暑地を覗きこみました、
するとそこには何か納得のいかないようすの竹千代だけの姿が…
「何だ竹千代、ふてくされた顔して?…君はおじさんのサンチュじゃ気に入らないのかい?」
「違うよおじさん、そんなんじゃないよ…このおじさんが用意してくれたここのことなんだけどさ…」
「ここって、何が気に入らないんだ?、ララも竹千代もお気に入りの避暑地じゃないか?」
「確かに二人ともお気に入りだよ…でもねおじさん…あっ!ちょっと、そんなに押さないで…」
竹千代の背後からもぞもぞと押し迫る白い影が
ずーーーーーーーーーーーーーーーーん
「はあ、涼しいわ…」
それはゴットマザー、ララさまでした
「ほら倅、もっと小さくおなりなさい狭いんだから…」
「いたいよ、お母ちゃん…」
「私につべこべ言わないで、文句ならおじさんに言いなさい、おじさんに…」
「おじさん、この避暑地狭いんだよー
」
竹千代はゴッドマザーに押しつぶされながら、土木のおじさんにうったえ続けたのでしたとさ…
つづく
これまた久々のおまけこーなー
Rinちゃんからせっかく送ってもらったのに、そのままになってしまっていたプーミンの写真でーす
Rinちゃんお返事も出来なくてごめんね
プーミンも元気元気でおじさんはすごーく嬉しいです^^
プーミンもRinちゃんもまだまだ暑い日が続くけれど、ばてないように頑張ってねー
おまけコーナーその2
先ずはこんなイラストからじゃじゃじゃーん
実はこれってまだ、完成途中のものなんですけど、あきる野市の武蔵五日市駅の近くで大きく張り出される予定の土木のおじさんが作った掲示板デザインです
この中にこの「おじさんとうさぎ」を第一話の子供達が誕生した所から掲載してもらえる予定で、おじさんは今からワクワク
おじさんがすごーく忙しかった訳は、実は以前からふれていた、なごみの森計画に携わっていたからなのでした…
といってもなごみの森完成までは、まだまだ遠いですけど…とほほ~
でも、夢を捨てなければ、実現するんだー、おじさんの夢のテーマパーク…くじけずに頑張ろう
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