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2007年11月29日 (木)

第4話 チョコとララのロマンス

今日もうさぎさんたちは元気いっぱいです。環境順応性の高いおじさんは、すっかりうさぎさんの世話にもなれ、えさをあげたあとにたんたんと小屋の掃除を終わらせました。

その後、おやつにうさぎ達は大好物、新鮮採れ立てのサンチュをおじさんからもらって、みんな大喜びで食べていました。

「君達これは、サンチュだぞ、サニーレタスじゃなくて、本物のサンチュだぞー」

おじさんの会社下に植えられている、そこらの焼肉屋さんでもなかなか食べられない、本物のサンチュをあげていることに、おじさんは奇妙な喜びを感じて、毎回サンチュをあげるときおじさんはそう話すのでした。

サンチュを食べているときのララと子供達は、どういうわけか無念夢想の境地といった、いぶしぎんな顔をする、おじさんはそんな顔をみるのが大好きでした。

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 おじさんは、お父さんのチョコにも、同じようにサンチュをあげながら、チョコとララが初めてであったときのことを思い出していました。

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うさぎたちのお家がまだ豪華二階建てに変貌を遂げる前、チョコはララの御殿のとなりにひっそりとケージと本当に小さなお庭のついたお家にすんでいました。

日も当たらず、チョコの運動場といえば、ケージからちょいと飛び出して前の小さな小庭を行ったりきたりする程度で、隣のララの家とは比較にならない惨め生活でした。

そしてそのうさぎ達の上、二階は使っていないタイヤが積まれており、おじさんは最初そこを改造する気などありませんでした。 また、ララとチョコも御互いを意識しているようで、おじさんの目からはどうやらチョコはララに一目ぼれしているように思えて、そのまま二人隣同士にしてあげたいという、粋な親心を抱いていたのでした。

しかし、そんな中事件は起きたのでした。 なんとチョコの家の前に、大きなムカデが現れたのです。おじさんは 「うわ、このやろう」おじさんは一瞬驚きましたが、直後すばやくおじさんの長靴でムカデをぐしゃっとやっつけたのでした。

しかしその翌日、おじさんがチョコのケージのしたを、片付けているとなんとすのこから落ちたチョコのえさにまたしても大きなムカデがへばりついているではないですか、おじさんはその時、日当たりが悪く風通しも悪いチョコのお家を二階のタイヤ置き場に引っ越そう、そう考えたのでした。

こうしておじさんの最高傑作の豪華二階建てハウスが誕生、はじめは戸惑っていたチョコもそのすばらしい眺望、そして広い住環境をかなり気に入った様子で、毎日中でのそのそ歩きまわっていました。

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そんなある日、おじさんはある行動をとったのです。

なんとララちゃんとチョコ君をつなぐ、一階と二階の仕切りを取り外し下のララの部屋からチョコの部屋への通路をつなげたのです。おじさんはニコニコしながら小屋の前に腰をおろし香取線香に火をつけて、じっと小屋をみつめました。

早速異変に気が付いたのは、好奇心旺盛のララです。ララはおじさんが作った木箱をぴょんぴょん飛び跳ねて、そのまま一気にチョコの部屋へ、

愛しのララちゃんが、目の前に現れてチョコもびっくり、まるでロミオとジュリエット、おじさんは二人の恋の行方を静かに楽しそうにながめていました。

愛しのジュリエット、ララの登場にチョコは大興奮いきなりララに飛びついて、腰振りダンス、ダンス、チョコのランバダダンスのはじまりです。これにはおじさんも驚き、「チョコ、おとなしい君もやっぱり男だったんだな」そんなことをうれしそうにつぶやいて、静かに様子をながめていました。

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驚いたのはララです、ララはあわてて逃げ回りチョコのランバダをかわしながらとびはねていました。しかしララも只者ではなく、そのドサクサにチョコのご飯をぜんぶ平らげてしまいました。

およそ20分ふたりは、せめぎあいを繰り返しては、かなり疲れたのか休み、またせめぎ合っては休みそんなことを繰り返していましたが、やがてチェリーボーイのチョコ君はおてんばララに逆転され、今度はララに覆いかかられたじたじでした。

おじさんは、しかたなく二人を引き離し、ララを自分のお家にもどしました。

はじめてのララとのロマンスに敗れたチョコは、きょとんとした顔でおじさんを見つめていました。

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「チョコ、童貞きれなかったなー」 おじさんはそんなチョコの頭をやさしくなでながら、うれしそうにそう語り掛けました。

その後おじさんは、いきなりチョコに操を奪われそうになって驚きを隠せないララの元に顔を出して、

「ごめんな、ララびっくりしたか、、、」そういいながらララの大好物の乾燥パインを手の平にのせララの前にさしだしました。しかし、傷心しきったララはパインに見向きもせず、小屋の奥で、おちこんでいました。

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おじさんはそんなララに、なんども「ごめんな、ごめんな」とあやまって、その日は家路につきました。

チェリーボーイを脱却できなかったチョコ、初めての体験に動揺しながらも見事にチョコのえさを平らげたララ、又離れ離れにされてしまった二人の上には、少し掛けた綺麗な月がやさしく輝いていました。

つづく

第五話 愛の成就へ

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おまけ チョコの爆睡^^

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