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2007年12月27日 (木)

#11 ハンサムの旅立ち

一昨日おじさんのうさぎ小屋から、幼名ハンサム君(元美人ちゃん)が、山梨の鳴沢村へ旅立ちました。ハンサム君の里親になって下さった方は、鳴沢村で自家農産販売をされているたまなさんという方で、ハンサム君はこれから新鮮な無農薬野菜をわんさか食べさせてもらえる、とても幸せなお家に引き取られて行きました。

おじさんは当日うさぎ小屋の掃除を終えてから、ハンサム君をひざの上に乗せて静かに語りかけました。

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「ハンサム君、今日でお別れだね、これからいっぱい鳴沢村で働いて、おいしい無農薬些野菜をいただくんだぞ。」

そういいながらおじさんは、そっとハンサム君を抱きかかえて、この子が何時までも健康で幸せに成長できるよう 、静かに祈りました。

おじさんの実家に旅立った子はいても、遠くのお家に里子として旅立つのは、ハンサム君が初めてのこと、おじさんは少しうるうるしながら、ハンサム君と子うさぎ達が生まれて、この小屋の中でにぎやかに飛び回っている姿をおもいだしていました。

子うさぎが偶然巣箱の入り口付近に飛び出しておじさんとご対面した数日後、おじさんはおじさんのお母さんに無理やりせがまれて、巣箱の中の子うさぎの様子を覗くことにしました。

その準備としておじさんはララに好物のサンチュを与え、ララが夢中でサンチュをほおばっている隙に、さっと巣箱の中を確認

「みんな元気に生きてるかー?」

おじさんはそっとララの羽毛布団をめくって、おもわずほんわかーっとした笑顔になてしまいました。中では数羽の赤ちゃんが静かにお昼寝中でした。、

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「か、かっわいぃ~!」

おじさんは赤ちゃんうさぎのあまりの可愛さに、感激して幸せ~な気持ちになっていました。

「おいおい、みんなちゃんとお母さんのおっぱいもらって生きてるかー」

おじさんがそっと赤ちゃんうさぎをさわると、赤ちゃんうさぎはお母さんのララがお乳をくれにきたのと間違えて、もぞもぞ起き上がりおじさんの方に顔を向けてきました。

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「ままー、おっぱいの時間?」

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「ねむいよー」もぞもぞ

小さな赤ちゃんうさぎがみんなしっかり生きているか、おじさんはそっと確認しました。

その時おじさんの目で確認できた子うさぎの数は4羽、その後、全部で6羽だったと分かったのですが、その時見えた子供達はみんな元気にもぞもぞと小さな身体を重ね合わせながらしっかり生きていました。

「みんな、元気に大きくなるんだぞ」

おじさんはそういいながらやさしく赤ちゃんうさぎ達を見つめていました。

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そこへお腹いっぱいサンチュを食べたララがもどってきました。おじさんはあわてて赤ちゃんうさぎたちにララの羽毛布団をかぶせ、小屋の戸をしめました。

それから数日立ちましたが、子うさぎ達の成長は早く、おじさんが覗くたびに日に日に大きく成長していました。

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Chachamaru

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おじさんが、静かに子うさぎとの思いでにひたってると、おじさんの携帯に突然電話がなりひびきました。

「来た」

おじさんは静かにそういいながら、電話にでると、おじさんが思っていた通り、電話の相手はハンサム君の里親になってくださる、鳴沢村のたまなさんでした。

「ハンサム、新しいお父さんとお母さんが、君を迎えに近くまで来たぞ、さあ、お母さんと兄弟にしっかりお別れするんだよ」

おじさんはそういいながらハンサムを小屋の中にそっと戻しました。

小屋の中では、まるでお別れが分かっているかのように、お母さんのララがハンサムの頭を何度も何度も口でなめてあげていました。

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ララとのお別れをすませたハンサムのことを今度は、デニ子がまるでお姉さんのようにずーっと優しく、いたわり続けていました。

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「いっぱい、なめてもらえよ、ハンサム、」

おじさんはハンサムのお別れの写真を撮りながら、そっと目頭を押さえました。

生まれてから二ヶ月、とっても短い月日でしたが、おじさんには思い出がいっぱいのこっていました。

兄弟一の美男子、ハンサム、写真撮影ではいつも可愛いポーズをとってくれ、抱っこは少し嫌いだけど、何時もおじさんのそばに近寄ってきておやつを催促したハンサム、おじさんが一つ一つ彼との思い出をあたまにうかべていると、そこへ、おじさんとおじさんのうさぎ達のために、沢山の新鮮な野菜とたっぷり一年分はあると思われる牧草を摘んだ、たまなさんのジープが入ってきました。

こうしてハンサムは新しい家族とともに、新たに「銀杏君」という可愛い名前をいただき山梨の鳴沢村へ旅立っていきました。

「バイバイ銀ちゃん」

おじさんは、ハンサム改め銀杏君を乗せたジープが遠ざかっていく姿を静かに手を振りながら眺めていましたが、ふっと笑顔でつぶやきました。

「銀ちゃんか、、、、ということは、いづれ鳴沢村の銀ちゃんのそばに「やす」が必要になるな、、、。」

おじさんは鎌田行進曲で「銀ちゃんかっこいい~」といいながら、階段を這い上がる平田満の姿を頭に浮かべながら、鳴沢村の銀ちゃんのそばにいつかヤスが現れるのを勝手に予感していました。

つづく

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