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2010年9月14日 (火)

第一話 おじさんとうさぎ

おじさんとうさぎ 

土木のおじさんの会社に、可愛いホーランドロップうさぎの赤ちゃんが誕生しました…

それは、とってもかわいい~、6羽の赤ちゃんでした。土木のおじさんは毎日子うさぎ達に会うのが楽しみで、会社に出社していました。

Syuugou_2

「おはよー、みんなー、土木のおじさんが来たぞー」 

おじさんはうさぎ小屋の前に行くとき、必ずそう言いながら、ゆっくり近づいていきます…
なぜかというと、以前おじさんがそーっと近づいて小屋の中を覗いた時、中であくびをしていた、お母さんうさぎのララがびっくりして、逃げてしまったからでした…。おじさんは、それ以来毎日うさぎさんたちを、驚かせないよう声を掛けるようになったのでした。

おじさんが近寄ると、みんな大騒ぎ、なかでもお母さんうさぎのララは、おなかがペコペコで待ちきれず、おじさんが小屋を入り口を空け、ご馳走をくれるまで、おじさんにへばりついてくるのでした。

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「ララ、どき なさい」おじさんは、興奮しているララをよけながら毎日ペレットと牧草、それに大好物の麦とフルーツを、みんなにあげるのでした…

Tketiyototyatya

赤ちゃんうさぎは平成19年10月29日、おじさんが作った巣箱で誕生しました…、全部で六羽、赤ちゃんたちはみんな元気に成長していました…。

「おーチビたちー、来たかー」

おじさんはチビうさぎたちをなでながら、おじさんの会社で作っているもぎたて野菜を、あげるのが楽しみでした。

Mamato

 今日は新鮮無農薬のサンチュとおじさんが前の晩にスーパーでもらってきたかキャベツのご馳走です。子うさぎ達は小屋の中にあるケージの下の隙間から、ぞろぞろと出てきてうれしそうに、新鮮な野菜をほおばりはじめました…。

「そんなに慌てなくても、サンチュはたくさんあるんだからね、君達…」

おじさんは子うさぎ達を幸せそうに眺めながら、お母さんうさぎのララが、おじさんの会社にやってきたときのことを、思い出していました…

Dakkonenne

おじさんの会社に今では素敵なママになっているララがやってきたのは、2007年の6月、おじさんは家族でラーメンを食べに行く途中、その近くのペットショップにふらっと立ち寄りました…。

熱帯魚コーナーや可愛いワンちゃんたちをボーっと眺めたあと、おじさんはふらっと、うさぎやハムスター、小鳥達の売り場に入っていきました… 

今ふりかえっても、何であの時、あのペットショップの中のうさぎや鳥のいる場所に足を踏み入れたのか不思議でなりません、なぜかというと、おじさんは昔からペットショップの中でも鳥やうさぎのいるコーナーのムワっとした感じの空気が大嫌いだったのでした…。

そんな嫌いだったうさぎさんコーナーに、長女を連れてさまよいこんでしまったおじさんは、そこで特売3980円と札の付いた、白い耳のたれたうさぎを目にして驚きの声を上げました。

Cimg0435

「なんだ、このうさぎはー!?、みっ、耳が立ってないぞーー!!」

土木のおじさんはロップイヤーうさぎを生まれて初めて見てしまったのでした… 

おじさんが驚きに目を丸くしていると、そこへ見事な作り笑いを浮かべた、セールススマイルのお姉さんが現れて

「この子ですか、昨日まで1万以上したんですよー、性格もと~ってもやさしくて、いい子ですよー」

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優しい声でつぶやきながら、白いうさぎをそっと抱きかかえ、ひざの上でやさしくブラッシングを始めたのでした…

「なっ、なっ、なんと~!?うさぎのくせに人になついているぞ~!!」

おじさんの驚きの顔を見たショップのお姉さんは、目をギラッと輝かせると…

「お嬢ちゃん、可愛いでしょ~、ほら、抱っこしてあげて~」

横目でおじさんにセールスビームを発しながら、おじさんの長女のひざの上に、白いうさぎを乗せました…

「かわいい~、パパ、この子、すっごく可愛い~…」

長女は満面の笑みで、おじさんの事を見ました…と、それに続けとばかりに

「ねえ、可愛いでしょう、お嬢ちゃん…」

長女の横にいたショップのお姉さんは、今度はフルパワーのセールスビームをおじさんめがけて発射してきました…

「…うっ!」

  

それからどれくらいたったでしょう…、自宅マンションに帰宅したおじさんは思わずハッとしました…

何と、おじさんの三人の子供達の横に、一羽の白い耳のたれたうさぎさんが加わっているではないですか!

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「あれーー?何でーー!?」

大声をあげたって時すでに遅し…、おじさんは、ショップのお姉さんが発したセールスビームの恐ろしさに、そこで気が付いたのでした…。

うさぎさんの名前をめぐって、長女と長男が大喧嘩をしていました…おじさんはそんな二人の横で、呆然とたたずんでいました…

うさぎさんの事などまったく知らないおじさんに、はたして、ちゃんとうさぎさんが飼えるのか、土木のおじさんは、両手でごしごし顔洗いをしている白いうさぎさんを見ながら、思わず青ざめていたのでした。。。。

Gyoe

つづく

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